らぶ♂ちょい

気のせいなのか、更に西野さんの腕の力が強まる。


ギュッと抱き寄せられて、慌てて西野さんからパッと飛び退いた。


「ご、ごめんなさい」

「いや、こっちこそ。驚かせて悪かった。それにしても、よく眠ってたな、コトリちゃん」

「あ、はい……」


……やっぱり気のせい、だよね。


「ほんのちょっと目を閉じるだけのつもりが……」


腕時計に目を落とすと……。


「えっ、もう5時半なんですか!?」

「約束は4時だったのに、待たせて悪かった」

「いえ、それはいいんですけど……」


ということは、私、1時間もテーブルに突っ伏して眠ってたの?

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