らぶ♂ちょい

西野さんの突然の登場に、京香も真佐美も、口をポカンと開けた。


「悪いけど、ちょっとコトリちゃんを借りるよ」

「えっ……ちょっ、西野さん?」


私の腕を取った西野さんに、二人ともただ黙って頷くばかりだった。


抵抗なんて、全く効かなくて。


引きずられるようにして、出入口へと向かった。


「あの……西野さん」

「何だ」

「どこへ行くんですか?」

「こうでもしないと、俺の話を聞いてくれないだろ」

「……え?」

「完全に勘違いしてるみたいだから」

「勘違いって?」

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