不思議な6人組
 「んなこたー蓮に言えよ。テメーに何かあった時にシメラレルのは俺なんだぞ」

 「言っても無駄なことはあなたも分っているでしょ?」
何度言っても蓮は護衛をつけるのを止めようとはしない。
私なんて守る意味もないのに。

 「じゃぁ大人しく送迎されてろ、貧乳」

 「貴方ね・・・、」
そういうことを人前で言うのはやめてほしい。どんな呼び方でも構わないけれども、彼らに思いを寄せている女の子たちからすれば聞いていて面白くないに決まっている。
矛先を向けられるのは私なのだから。
大方、手紙だって彼女たちなのだろう。
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