不思議な6人組
もやもやを抱えたまま帰宅することに。
ちなみに
今日の授業は全部終わっているようで転校初日からさぼってしまったみたいだ。

トボトボと家路を歩いているといつの間にかついていたようだ。
夕日によっていつもの倍迫力のあるマンション。
 「こんなのじゃなくてよかったのに・・・」
第三者の人間が聞けば贅沢だといわれてもおかしくない。
ざわりと心が揺らめきだす。
心地よい風のはずが今は、何もかもかき乱されているようだ。
生徒会になんて入りたくもなかったし関わりたくもなかった。
目を閉じて入学する前に誓ったことを思いだす。
必ず守ると決めたこと。

 「明日か・・・」

明日、龍哉に今日聞きたかったこと全部聞かせてもらおう。
そう思うと少し憂鬱だ。
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