不思議な6人組
 「・・・というわけなんだけど分かったかなぁ?」

 「分かったけれども」

内容は、龍哉が分りやすく説明してくれたおかげで理解はできた。が、生徒会長と同じ色の髪で今日も来ただけで彼女という立場に立つの分からない。彼女と副会長を別にすればいいはずなのだが。仮にも好きでない人と彼女の振りなんてさすがに彼も嫌だと思うのだが。。。


 「悪いけど、おりさせてもらうわ」

 「お前何か忘れていないか?」

 「忘れている?」

 「そうだ。お前昨日陽の言った事『副会長になる』ってのにうなずいたよな」

 「それは、そうだけれども彼女になることには了解した覚えはないわ」

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