不思議な6人組
 「ぐちぐちうるせーな。てめーは自分の犯したことの責任もとれねーのか」

煙草に火をつけながら話にけりがつかないのにイラついたのか誠が言った。

 「う・・・。分かったわよ。彼女にでもなんでもすればいい。でもこれだけは言わせてもらうわ」

嫌いなのよあなたたち。自分の事なんて言わないくせに他人にはそれを押し付ける。あなたたちが。

 「形式上だけの形だけですので私には一切手を出さないでいただきますわ。あなたまさか私に恋愛感情なんて持ってるのではないでしょうね」

見え透いた先の彼は、ニヤリと笑い

 「いいだろう。お前が本当の恋人になるまで手を出さない」

 「そう、なら一生なる事はないから安心ね。これで失礼するわ」

くるっと扉の方に向き直り歩き出す。
向き直った後、後ろから

 「奈桜」
黒髪の彼に初めて名前を呼ばれた。

 「明日から楽しくやってこうな」
その言葉を砂に受け止めればいいのかそれとも・・・。

 「そうね、楽しくやっていきましょうね会長さん」
ただそれだけいい残し部屋を後にした。
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