不思議な６人組
　「中に俺らのアドレス入ってる。何かあったら必ず連絡しろ。俺からの電話には必ず出ろ。もし出れなかったら後からかけなおせ。いいな」

そう淡々と説明されるけれども
　「これって、必ず持っていなくちゃいけないものなの？」
これは、私にとって必要がないもので、絶対と言っていいほど連絡などしないだろう。
「肌身離さず持ってろ。役に立つ。」

　「・・・分かったわ。お金、携帯いくらするものなの？」

使い方が全くと言っていいほどわからない。適当に探りながら連に聞く。・・・難しいな。電話はたぶんできるとかていしたら問題はメールだな。

　「金はいい。とりあえず持ってろ」

　「でも・・・」

　「安もんだ気にするな」

　「あー「もういいだろう。貧乳帰るぞ」
ありがとう、連にそう言おうとしたのだが誠のつまらなそうな声と重なった。
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