よくばりな恋


「あのですね、実はちょいちょいあなたのことをお見かけしてまして・・・・・」
頭をカリカリとかきながら、照れくさそうに話す。

「小さい体でくるくる動いてるのが可愛くてですね」

言われ慣れないことを言われ、頬が染まる。

「で、よろしければ一度お食事でもと思って・・・・・」

こ・・・・・これはデートのお誘いなのだろうか?

「ダメですか?」
期待を込めた目で見られる。

その時、パタパタパタと階上から足音がして、見たことがある外科の看護師さんが降りてきた。わたしと藤原先生を見て、「お疲れ様です」と声をかけて下へ降りて行った。

「廣田さん・・・・・・・・・・?」

恋愛偏差値が低いわたしに訪れた初めてのチャンス。頷けば、ひょっとしたら幸せな恋が始まるのかもしれない。
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