アナザー・ワールド
メンバー
1人目は、竹中海斗。クラスで人気者の存在…らしい。話した事ないけど。彼はりっちゃんの幼なじみで剣道部所属。
2人目は、佐山匠。海斗とよくつるんでいて優しい人。私も、匠とは仲が良い方だ。匠は空手部所属。
3人目は、新田洸。私の幼なじみ。小さい頃から洸には迷惑かけほうだい。洸は兄みたいな存在。剣道部と合気道をしている。
りっちゃんは3人の方へ行き、
「ねえ、3人共。アナザー・ワールドって知ってる?」
と、きいた。
すると海斗が、
「…あぁ。きいた事ある。あれ、楽しそうだよな!」
と、答えた。後に続いて匠が、
「それわかる。俺もやってみてーんだわ。」
りっちゃんは、それきた!というか…まってました!とばかりに、
「だから3人にも協力して欲しいの!」
と、3人に向かって頭を下げた。
「え、マジで?俺らもいいの?いくいく!」
と、海斗。
「マジかよ!俺も!」
と、匠。
2人は乗り気のようだ。
するとりっちゃんが、
「洸はどう?」
と、訊いていた。
洸、いくのかな…いきそうにない。
「メンバー他誰?」
「えっと…。」
りっちゃんはそう言うと、洸の耳元に口を近づけて耳打ちをし始めた。
そして、りっちゃんが耳打ちをし終わった後、洸は、
「じゃあ…行く。」
といった。
「よし。決まり!また後でね3人共。」
「おー。」
と、用事がすみ、りっちゃんがこちらに戻ってきた。
「ねぇ、りっちゃん…。洸に何て言ったの?」
私は気になった事を訪ねてみた。
すると、りっちゃんは、
「え!えとー…、秘密事。」
…うん、怪しい。
「まあ、いいや。でさ、あと一人残ってるけどどうするの?」
「あー…。…あ、あの子でよくない?」
りっちゃんが指さす方を見る。
あの子は確か…宮田麻美。あの子、物静かで一匹狼。でも、美人だから何も言えないけど…。
「宮田さーん」
りっちゃんは宮田さんに話しかけた。
すると彼女は、
「何。」
と、頭だけを動かし、こちらを向いた。
おー。その振り向き方!私が男なら一発で殺られます。

「あのさ、アナザー・ワールドって知ってる?」
すると彼女は、
「知ってる。」
と、答えた。
あ、知ってるんだ。興味無さそうだけど…
そして、彼女は、
「何、行くの?」
ときいてきた。
りっちゃんは、
「うん。するんだ。だから、宮田さんにも協力してほしいなーって…」
だからお願い!とりっちゃんは宮田さんに頭を下げた。
「いいよ。」
「え!?本当に?」
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