アナザー・ワールド
こういったのは他でもない私。
だって宮田さん、そういうの断るって思ってたから。
そんな想像とはうらはらに、宮田さんは、
「私、一回やってみたかったのね。だから誘ってくれてありがとう。」
と言って、にこっと笑った。
「わぁ!ありがとう。詩羽!これで6人揃ったよ!」
「うん。みたいだね」
でも、行き方どうするんだろ…。
「りっちゃん、そのアナザー・ワールドにはどう行くの?」
りっちゃんは、んーと考えた後、
「あ、そうそう。確かね、生き血が必要だったんだよね。」
すると、宮田さんが口を開いて、
「…深夜0時。6人全員が手首を切り、…あ。リストカットの事ね?そしたら、行けるらしいわ。」
え…、リストカットしなきゃいけないの?
痛そう~…、仕方ない…のかな。
「うぐー。リストカットだって。痛そうだ…。」
りっちゃんは、自分の手首を見て、こんな事を言っていた。
「あ。私、あの3人に伝えてくるから!詩羽、23時50分学校に集合ね!」
そう言って、りっちゃんは3人の元へ行った。
「じゃあ、私は帰るね!宮田さん、また後で。」
「うん。また後で。あと、麻美でいいよ」
「うん!わかった~またね、麻美」
そう言って、教室からでた。
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