沖田総司と運命の駄犬
帰り道



気が付くと、私は、土方さんの部屋で寝かされていた。





梓「あれ?ここ・・・。」




「気付いたか?」





私の枕元に居たのは、山崎さんだった。





梓「あ・・・えっと・・・。」




私、襲われて、その後、どうなったんだっけ?





すると、山崎さんが、私の頬を軽く撫でながら言った。




山崎「たまたま、俺が、あの廃屋の近くを通りかかったら、声が、聞こえてきて・・・。行ってみたら、あんたが、襲われてた・・・。でも、大丈夫やで。殴られてはいたけど、汚されてはないから・・・。」





良かった・・・。




私はホッと息をついた。





梓「山崎さん。ありがとうございました。」





山崎「いや。ええねん。んなら、俺、土方副長、呼んでくるわな。」





そう言うと、山崎さんは、部屋を出ていった。
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