沖田総司と運命の駄犬




梓「え、永倉さん・・・。沖田先輩達、どこへ行ったんですか?危なくないですよね?」





永倉「お前、本当に、何も、知らないんだな・・・。総司が、お前の事、手元に置いて、大事にする気持ちが、何となくわかった・・・。」




梓「それって、どういう意味ですか?私は、沖田先輩に、大事にされた覚えはありませんけど。」





永倉「さぁな。それにしても、鈍感な娘だ。」




梓「意味がわかりません!」





永倉「お前が、可愛いってことだ。」





それから、永倉さんを始め、他の人にも、何度も、聞いてみたが、皆に、はぐらかされた。





梓「沖田先輩・・・。」





私は、降っている雨を見ながら、沖田先輩達を待った。









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