sunshine of my life-切ナイ恋物語-
綾乃に会いに行こうとしていた日、
まゆとも今日で最後にすると
俺の中で決めていた。


最後だと思うと
やっぱりまゆを手放したくない思いが強くて
俺はめちゃくちゃにまゆを愛した。


愛おしくて頭が狂いそうなぐらい
何度も何度も身体を重ねた。
まゆを壊してしまいたいくらい強く…




行為が終わって
俺は涙が出そうになった。
まゆを手放す辛さと
今の俺のこの不甲斐ないさで…



泣きそうな所を見られてしまうわけには行かないから
俺は風呂に行った。
シャワーをひねると
お湯が流れるように
俺の目からも涙が溢れた。


俺が涙するなんて
初めてかもしれない。




一通り涙をながしたら
気持ちもスッキリして
綾乃の所に行く決心をした。



明るくさよならしたい…



だから俺は鼻歌を歌いながら部屋に戻り
ドライヤーで髪を乾かした。





< 154 / 315 >

この作品をシェア

pagetop