sunshine of my life-切ナイ恋物語-
傷つく
拓人が髪を乾かして
携帯を確認する様子を
平然を装って
雑誌を見ながら横目で確認する私。




拓人がなんか、携帯を操作してるのがわかった。






「お前、なにやったの?」



眉間にしわをよせた拓人に聞かれた。





『え?なにが?』




「何やったか聞いてんだよ!!!」




『何もやってないけど?』




「嘘つくんじゃねー!!!」




声を荒げて私の胸元を掴んだ。


怖かった。



別れ話をしたあの日みたいに、また暴力を振るわれるんじゃないかと思った。






『や、嫌。放して。暴力振るわないで。』





私が静かに言うと、そのまま床に振り落とされた。

そして拓人の携帯画面を見せてきた。




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