sunshine of my life-切ナイ恋物語-
俺はまだまだガキで
人生経験なんてろくなものではないし
恋愛経験だってまゆと出会うまではなかった。



だから
こういう時はこうしたらいいとか
思い描くものはあっても
それを実際行動に移すのは至難の業だった。
実際は俺の独占欲の塊で
まゆを縛り付けておくしか
俺の元に置いておく方法しか思い浮かばなかった。




俺がもっと頑張って
思いやりのある人間に、
そして人間として成長してくことが
自分にとってもまゆにとってもメリットになることだったのに。




ガキな俺は
目の前のことに精一杯で
努力をしようとか
成長しようとか
そんなことすら考える余裕もなかった。





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