小生意気な悪魔



「びいびい泣いてんじゃねーよ。

ガキじゃあるまいし。」



パッと後ろを振り返ると


そこにいたのはあの男の子だった



「うるざいー…」



「きったねー顔υ」


そう言ってその子は私の涙をハンカチで拭いてくれた


正直ドキドキしていた

小学生だ小学生だと思っていても抑えられなかった



「ったくこんなに泣いて…


兄貴と一体何があったの??」



そう…彼は武の弟


幸喜君。



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