素顔のキスは残業後に【番外編】第2話完結
するとキスを重ねた唇が離れていって、温かい眼差しが私だけを見つめた。


「この場所で誰かと新年を迎えるのは、友花が初めてなんだけど?」

不意打ちの優しい響きに胸が突かれ、柔らかい声が頬に触れた。


「明けましておめでとう」

その言葉にいつの間にか新年を迎えていたことに気づく。
「あの花火は街の中心部にある遊園地のものかな?」と思いながら、少し照れくさい笑みを返した。


「おめでとうございます。今年もよろしくお願いします」

上手い言葉が思い浮かばず定番中の定番を返す。
すると、「今年限定かよ」といたずらっぽい笑みを返された。
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