青春ストライク!!

『あれ?ミサンガ俺と同じ色だ』

つけながら気付いた。

「うん、うち遥のこと好きだから」

…へ?

『す…、好き!?』

あっさり!あっさり言われてしまった。

「うち、遥のこと好きだよ」

え゙ーっ!ま、まさか押谷も俺のことが好きだなんて…。冗談じゃ…。

『俺もずっと…好きだった』

一応伝えておこう。

「え゙ーっ、あんたもうちのこと好きなの!?」

俺の心の中と同じ反応。

『もしかして、…冗談?』

「冗談じゃないけど、びっくりした!」

良かった。冗談じゃないみたい。

「遥のミサンガもつけてあげるよ」

二人の手についたミサンガは、誰のよりも輝いていた。

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