恋はしょうがない。〜職員室の新婚生活〜
謝りながら笑いをこらえる真琴の表情を見て、古庄の中の想いの泡がパチンと弾ける。
溢れ出てくるものを押し止めるように、古庄は真琴の手を握った。
「もう1時か…。今から帰って、さすがにさっきの続きは無理だよなぁ…」
「さっきの続き…?」
真琴が訊きなおしても、古庄は答えない。
しかし、真琴はすぐにそれが意味するところを察した。
「あの…1回だけなら…」
そう言いながら、真琴は、自分の頬が赤く熱を帯びてくるのが分かった。
でも、愛しい人と触れ合いたいのは真琴も同じだった。
言葉のない混とんとした行為の中で、不思議とお互いの想いが通じ合う感覚…。
そして、その後の何とも言えない幸福感を、分かち合いたかった。
「…いや、今日は止めておこう。1回で終われる自信がない…」
我慢に我慢を強いられている欲求は、一度堰を切ってしまうと、とめどもなく次から次へと流れ出してしまうだろう。