イケメンヤンキーに愛されて

謝らなきゃ、と思って口を開きかけたが、真君が遮った。

「愛結。俺、紙とペンあるよ。高校生だから勉強道具持ち込みオッケーなんだ」

真君は、いたずらっ子のようににかっと笑った。
お兄ちゃんの笑顔に似ていた。

「真君、真君っ!それ、貸してください・・・」

真君の腕をつかんで、必死にお願いした。
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