三日恋〜晴と雪の恋物語〜
はははっと笑って見せても、何の応答もない。
分かってたけど、やっぱり辛い。
「なぁ幸…会いたい…」
心がそのまま言葉になった。
「会いたいよ幸。幸の顔が見たい。幸の声が聞きたい。どんなに幸が変わってたとしても、おれにとっての幸は幸だけなんだよ…」
そうだ。
俺を救ってくれた人は幸で、大好きな人。
俺が好きな人は、幸しかいないんだ。
俺は諦めない。
俺を救ってくれた幸を、今度はおれが救う。