三日恋〜晴と雪の恋物語〜
里美さんの目から涙がポロリと零れた。
「お母さんっ!」
幸が里美さんに抱き着く。
「お母さんも、今乗り越えるから。乗り越えるけど、幸司さんの事忘れない。いつか、お父さんの事、笑って話せるようになろうね。幸」
「うん…うん!」
里美さんが幸の頭を撫でながら言う。
幸もまた涙を流しながら頷いた。
俺は、二人を捕らえていた過去から、二人が抜け出す瞬間を、ずっと見守っていた。
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