三日恋〜晴と雪の恋物語〜

「なぁ幸、ホントに大丈夫か?顔色が悪い気がするけど」


「大丈夫!」


顔を覗き込んでくる晴斗からパッと離れた。


「学校楽しかったけど、ちょっと疲れちゃったのかも!土日挟むし、ゆっくり休むから!バイバイ!」


ちょうど晴斗の家の前まで来たので、私は勢いよくバイバイをして、そこからは早足で歩いた。


零れそうな涙を堪えながら。


胸の痛みを我慢しながら。


晴斗の視線を感じながら。
< 189 / 197 >

この作品をシェア

pagetop