偶然-紅いヒモ-

2度目の恋は突然に

2年前の春、私には前代未聞な事件が起きた。





それは---。





当時、私が好きだった嘩南太(かなた)という男子に告白されたのだ。





嘩南太「……っ、あ!あの、僕と……」



「え?何?聞こえないよ?」



嘩南太「あ、ゴメンナサイ…えと、僕と付き合って下さい!!」





私にはこれまでの人生を振り替えってみてこんなことは一度として無かった。



そして、かなり素直なとこが気に入って告白をその場でOKした。





その日からは
・手を繋いで帰る
・登校は嘩南太が必ず迎えに来てくれる
・初めてのキスも今は何度めか---
これが私の日常だった。





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