ダーリンは財閥

クリスマスの初体験

拓哉の誕生日は12月24日だった。
拓哉からのメール。

『明日イブは1日俺は愛のサンタ愛は俺のサンタでいよう』

私はニヤニヤしながら携帯を見ていた
「愛さんっ」

とチーム長から

「聞いてるの?
明後日夜は代表の誕生日パーティーだから皆ドレスね、愛さんも分かった?」

「はいっ!
分かりました。」

その様子を拓哉は見てたらしく

「愛さん叱られてますねぇ(笑)
後でヨチヨチしてあげるからね(笑)」
私は又笑ってしまった。

「愛さん!
何がおかしいの!」

「本当にすみません」

報告会も終わり私は資料室に探し物に行った。

探し物をしてるとドアの鍵を閉める音が聞こえ私はいきなり後ろから抱きしめられた。

拓哉だった。

「どうしたの?
誰かに見られたらどうするの?」
いきなり壁越しに深いキスをされた
「見られても構わない」

と何度も角度を変えながら深いキスをしてきた。

「俺愛のキス中毒かも」

と何度も深いキスをしてきた。

私は赤面するしかなかった。

ここは会社の資料室。

誰が来てもおかしくない場所。

なのに拓哉はお構いなしに深いキスをしてきた。

「た拓哉?
どうしたの?
変だよ」

「毎日でもキスしたい」

と真剣な目で言われて真っ赤になった。

「明日はもっと沢山していい?」
聞かれうなずくしかなかった。

「資料探し頑張れよ」

と軽くキスして拓哉は出ていった。
私は地べたに座り込みドキドキが止まらなかった。

資料をもち資料室を出ると拓哉とチーム長が立ち話をしていた。

「愛さん!
見つかったの」

「はい!
見つかりました」

拓哉は

「チーム長、愛ちゃん余り叱らないように」

「代表はそれだから新人の子に、特に女には甘い言われるんです」
「ハァすみません!」

私は笑いを耐えてその場から離れた。

帰りの時間になってチーム長に。
「明後日は全員遅刻は認めませんから宜しくお願いします。
特に愛さん」

「はい!
分かりました」

と答え、帰り支度をして会社を出た。

拓哉からメールが来た。

「明日は朝迎えに行くから寒くない格好でな」

「うん。
分かったよ。」

私は明日初めてのスキー場に行くことになってた。


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