ダーリンは財閥

俺を信じろ

「愛」

私は走って家に帰ろうとしたら腕を捕まれた。

「拓哉婚約者いるならいるって言ってよぉ」

と笑いながら言った。

「婚約者何か知らない
俺は愛が好きだから」

「婚約者かわいそうだよ」

「マジに母親が勝手にしたこと、俺は知らない」

私は腕を振り払い

「私は大丈夫だから凄い夢見たいな日々だったから感謝してる
あっちょっとそこで待ってて」

と私は家に帰り、ドレスとアクセサリーを箱にしまい拓哉に返した
「1日だけだったけど本当素敵な時間だった
有り難う拓哉」

と私は涙を我慢して走って家に帰った。

私は冷蔵庫のビールを飲みながら泣いた。

しばらくするとメールが届いた。
「愛?
マジに誤解してる。
俺は愛を悲しませる為にパーティーに誘ったんじゃない。
俺を信じろ。」

私は返事を返さなかった。

いつの間にか寝てしまい携帯の受信件数は20件越えてた。

全て拓哉からだった。

シャワーを浴び私は出勤した。

二日酔いで頭がガンガンした。

ディスクでデザインを書いてるとパソコンにメールが来た。

「昼休み駐車場で待ってる」

私は行かなかった。

チーム長に

「これ代表に渡してサインもらってきて」

言われて気が重かったけど私は拓哉の部屋に向かった。

『コンコン』

「はい。どうぞ」

拓哉の声だった。

私は部屋に入った。

「代表サインお願いします」

「なぁ愛話しよう。
本当に誤解だって。」

「チーム長待ってますからサイン下さい。」

拓哉は書類に目を通しサインした
私は書類を受け取り部屋をでた。
仕事終わり会社を出てバスに乗ろうとした時手を捕まれた。

「愛話聞けよ!」

「離して拓哉お願い」

私は目に一杯涙が溢れていた。

拓哉は驚いた顔で手を離した。

帰宅して私はボーとしていた。

メールが鳴った。

「家の前にいる来てくれないか」
私は部屋の明かりを消して行かなかった。

又メールが来た。

「俺を信じろ愛」

私は携帯の電源を切った。

次の日私は出勤する気分になれず初めて仮病使い一人で水族館に行った。

水族館回ってると何か安心した。
水族館を出て私はデパートで沢山買い物をした。

又メールが来た。

「愛?
大丈夫か?
病院行ったのか」

私は拓哉の優しさが辛かった。

タクシーで家に帰りドアを開けようとしたら

「愛!
何やってんだよ!
マジに心配した」

と拓哉に抱きしめられた。

「代表痛いっ離して」

私は拓哉の顔を見るのが辛かった
拓哉を突き放し家に入ろうとした。
拓哉に腕を捕まれいきなりキスされた。

「愛がいないとマジにダメなんだ本当俺を信じて」

私は拓哉を振り払い無言で家に入った。

ドア越しに拓哉は泣きながら色々話していたけど私の耳には残らなかった。

次の日はプレゼン発表で会議室には会長も奥様もいた。

私が前に立つと拓哉はずっと私を見てた。

私は目をそらし続けた。

「素晴らしいデザインです。
デザインチームには感謝します」
と会長から絶賛された。

発表が終わり私は資料室に探し物に向かった。

資料を探してると。

「いつまで避けてんだよ」

凄い目付きの拓哉がいた。

「避けてないです。
婚約者に悪いからもう」

といいかけたとき深いキスで封じられた。

私は涙が溢れるのが分かった。

「愛を裏切ることはしないから信じて。
俺は愛を愛してるから」

そう言うと拓哉は出て行った。

資料室を出ると拓哉のお母さんがいて固まってしまった。

「愛さんだったかしら、少しお話出来る?」

「あっはい!」

私はお母さんの後ろから着いて行った。

会議室に入ると

「拓哉と付き合ってるの」

「はい。」

「そう。
本当愛さんには申し訳ないけど相手の両親も拓哉と泉さんの結婚は望んでるのよ。
だから愛さんも諦めてくれないかしら」

「代表とはもう会ってませんから大丈夫です。
仕事ありますから失礼します」

と会議室を出た。

そのままトイレに駆け込み声を殺して泣いた。

仕事終わり帰る支度してると

「愛夕飯食べないか」

拓哉からのメールだった。

「ごめんなさい。
もうメールやめてください。
有り難う今まで」

と送り私は足早に帰宅した。

『ピンポーン』

両親は旅行でいなかった

相手は誰か分かった。

「愛」「愛」

と拓哉はドアを叩いていた。

私は泣くしかなかった。

拓哉と私は絶対結ばれちゃダメだっだと築いた。

私見たいな庶民とは合わないと。
ドアを叩く音が消えたから私は窓から外をのぞくと雨の中立ってる拓哉がいた。

私は慌てて傘を持ち飛び出した。
「風邪ひくよ何してんの」

「やっと来てくれた」

と震えながら言われた。

「何でこんなことするの!
風邪ひいたらどうするのよ」

「風邪ひいたら愛俺の側にいるだろう」

そのまま拓哉は私にもたれ掛かり倒れてしまった。

部屋に連れて行き服を脱がせ私はベッドに寝かせた。

凄い熱だから私は病院に連れて行こうと携帯を取ると

「病院はいいからこのまま」

私は拓哉の額に冷たいタオルをおいては替えを繰り返した。

私もいつの間にか寝てしまっていた。

窓からの陽射しで目が覚めベッドを見ると拓哉が寝てた。

熱は下がってて安心した。

拓哉の目が開き私は布団に引きずり込まれた。

「温かい愛」

私は抵抗出来なかった。

「拓哉会社行かないの?」

「俺今日は行きたくない」

「じゃ私会社行くから鍵はポストに入れといて」

「愛が帰るまで待ってるここで」
言われて何故かダメとは言えなかった。

親が旅行に行って留守で感謝した

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