君にKiss 【短編】
目が覚めたとき
私は自分のベットの中にいた。

私を心配そうに
見つめる光輝の顔が
そこにはあった。


「花梨…大丈夫か…」


いたたまれない表情で
私を見つめる光輝。


「巻き込んでごめん…」


私は何のことだか
さっぱりわからなかった。

私が何も言わずに黙っていると


「もう、あんな思いさせないから安心して…」


そう言って微笑んだ
光輝の笑顔は
どこか寂しそうだった。


『あの人…光輝様って……』


聞きたい事は一杯あるのに
上手く言葉に出来ない。


「花梨ごめん。
今はまだ話せない。でも…
オレ決めたから…。」


『決めたって…』


私は何だか胸騒ぎを感じ
寝ていた体を起こした。


       *
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