虹色の騎士団
「これは…、あの2人見つけるの大変ですね…」

凛だってケータイ持ってるはずなのに、そんな感想を口にする。

まあ、オレ達だと家が隣だし、待ち合わせなんかしないもんな…。

学校の友達との待ち合わせだって、
こんなに混んでる時間帯や場所にした事ないし。

「あー、あそこに2人共いるよー。」

オレ達より背が高いからなのか、

それとも目がいいのか…。

未来が人混みの中から2人をあっさりと見つけ出した。

「どこ?」

「ほらー、あそこー。」

未来の指差す方向を見ると…。

…うわ…

なんつーか、人目をひく2人組だなぁ…。

未来が2人を直ぐに見つけられたのも分かる…。

ただ単に、先生と真宵が
何やら話し込んでるだけなんだけど…。

なんか…なんて言うか…。

「なんかー…、無駄にセクシーな2ショットだよねぇ…。」

そう!それっ!!

オレが上手く言えなかったイメージを
ズバリ、口にしてくれた。

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