虹色の騎士団

「…良かった…」

兄貴が、へなへなと足元に手をついてしゃがみ込み、先生が膝を付き、その背中に手をのせて気遣う。

「日向、ちょっとごめん…。」

真宵がキスして、オレに力を吹き込んでくれた。

横目で見ると、凛も未来に力を貰ってる…。

「後は、体力が回復すれば心配ないよ…。

今は、ゆっくり休んで…」

「まよ…い…。あり…がと…。」

再びベットに寝かされ、優しく瞼の上をさすられてる内に、

オレは、一気に眠りの淵に落ちて行った…。

真っ暗だけど…凄く安心するような深い眠りに………。

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