虹色の騎士団
夕方の公園で転んで泣いたオレの手を握って、
家まで引っ張ってくれた時の事を思い出す。
昔から身長は思いっきり負けてたけど、
手だけはそんなに変わらなかったはずなのに…。
あの時、泣き止まないオレに
ポケットから飴を取り出して『ほら。』ってくれたんだよな。
「あ…。」
思い出して足を止めると、凛に握られた手を離してもらって
ポケットから苺の飴を取り出す。
「凛、これ。」
飴を渡すと、怪訝な顔してオレを見る。
「それ、真宵が小さい子から貰ったやつなんだけど、
お前にって預かってきた。」
「真宵が…?小さい子って…」
「まあ、その辺は置いといて…食ってみろよ。
旨いから。」
家まで引っ張ってくれた時の事を思い出す。
昔から身長は思いっきり負けてたけど、
手だけはそんなに変わらなかったはずなのに…。
あの時、泣き止まないオレに
ポケットから飴を取り出して『ほら。』ってくれたんだよな。
「あ…。」
思い出して足を止めると、凛に握られた手を離してもらって
ポケットから苺の飴を取り出す。
「凛、これ。」
飴を渡すと、怪訝な顔してオレを見る。
「それ、真宵が小さい子から貰ったやつなんだけど、
お前にって預かってきた。」
「真宵が…?小さい子って…」
「まあ、その辺は置いといて…食ってみろよ。
旨いから。」