虹色の騎士団
「ああ…噂には聞いていたけれど、
会うのは俺も初めてだよ。」

談話室で朝食までの時間潰しに、
あの2人と兄貴以外の全員でお茶を飲む。

真宵に勇武…の事を聞いたら、
そんな風な答えが返って来た。

「真宵は毎年、こっちに来てるんじゃねーの?」

「大概俺が帰った後に来ているみたいだからね…。
今年が早かったんだよ。」

ふーん……。

「でー?どんな感じだったのー?」

コーヒーが入ったカップを手に、未来が聞いてくる。

「…一言で言うなら…
熱血漢…って感じかな?」

「…暑苦しいな…。」

興味なさそーな顔してたから聞いてないのかと思ったら…。

彼方先生がズバッ!と切り捨ててきた。

いくら暑いの苦手だからって、人間の性格まで嫌がる事もないのに…。


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