虹色の騎士団

「り、凛……!!
真宵……!!

たすけ……うはははは!!!!」

所が…
2人共こっちを見ているだけで
一向に助けてくれる気配がない…。

「楽しそうな笑い声に釣られて来てみたけれど…

これは本当に楽しそうだね……。」

嫌な顔で真宵が笑う。

「…そう言えば、
昔から くすぐりに弱かったな………。」

凛まで悪い顔で、ニヤリ…と笑う。

そのまま2人共、
ふふふふ……と低く笑いながら、
オレと未来に近づいてきて………。

「やーめーろぉおぉーーーー!!!!触るなぁあぁーーー!!!!」


……後で聞いた所、
オレの笑い声は、兄貴の部屋の方まで響き渡っていたらしい…………。

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