虹色の騎士団
「おい、日向…。」
肩を小さく揺すぶられて、目を開けた。
「もう映画始まるぞ…。」
隣で寝てるカイリを気遣って、
ヒソヒソと凛が話しかけてくる。
「あ…さんきゅ…。」
ベッドからそっ…と抜け出し、
明るい廊下に出て身体を伸ばす。
「お前、最近本当に良く寝るな。
カイリと一緒になって走り回ってるから、疲れるんじゃないか?」
「…そーゆー訳でもないけどさ…。」
クスッ…と笑われ、アクビを噛み殺しながら答える。
「ま、寝る子は育つっていうしな。
お前にとっては都合がいいんじゃないか?」
オレの『何』に対しての成長が『都合いい』って言われてるのか、一瞬考え、
身長を指してる事に気付き、
早速一発殴ってやろうとした時には、既に凛は階段を降りていた…!
「お前っ!!気にしてる事、ゆーな!!」
「俺はお前の身長、
今位がいいって思ってるけどな。」
さっさとリビングに逃げ込む凛を追いかけて、
オレも階段を急いで駆け降りた。