虹色の騎士団
夕方、オレはカイリを散歩がてら
近くの公園に連れてってやる事にした。

「おとーさんとお出掛けしよーなー。」

帽子を被せて靴を履かせてやると、
出かけるのが嬉しいのかカイリは、はしゃぎまわってる。

「じゃ、
いってきまーす!」

「はい、車に気をつけて下さいね。」

玄関まで見送られ、小っちゃな手を繋いで歩き出す。

「はなー。」

「うん、そーだな。
あれは?」

「うもー。」

「…雲だぞ、カイリ。
くーもー。
んじゃ、あれは??」

「………?」

車を指差すと、キョトンとした顔でオレを見る。

…そっか。

カイリが居た世界には、あーゆー車は無かったのかもなー。

「日向ー♪」

オレ達の進行方向から未来が歩いて来た。

「みらいちゃんー!」

「んー♪カイリー♪
今日もー元気で可愛いねー。」

「どっか出掛けてたのか?」

そう聞くとカイリを片手で抱っこしながら、
本屋の袋を渡して来た。

「開けていーよー。」

言われて開けると、綺麗な表紙の絵本が出てきた。

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