虹色の騎士団
「それは面白そうですね。
兄さんも勉強に混ぜてもらえますか?」
買い物帰りの兄貴がリビングの入り口に居て、
オレ達に、にこにこと笑いながら話しかけてきた。
「香澄…お前……」
その後ろに居た先生は、買い物袋を片手で持ち、
右の手の平で顔を覆いながら疲れたように呟く。
そんな先生の様子を見て、
未来が先生の側に行き、ぽんぽん…と背中を叩いた。
「カイリと勇武は、とりあえず置いといてー…
香澄や日向の天然はー、今に始まった事じゃないでしょー…。」
「未来…。
天然という枠で、香澄とこいつらを一緒にするな…。」
外野の勝手な囁き合いを気にする様子もなく、
兄貴がオレと勇武の肩に手をかける。
「それじゃあお茶でも飲みながら、
勉強について話し合いましょうか。」