虹色の騎士団
勇武が返事をしない事に業を煮やしたのか、
男がオレをチラリ…と見つめ、嫌な笑い方をする。

「…お前の言う仲間って、その情けねえチビスケ共かよ…。

はっ!笑えるな、勇武。

結局、お山の大将から抜けきれてねーんじゃねーか。

やっぱお前なんて、1人で騒いで暴れるだけしか能がないんだろ?」


わざと挑発するようなコイツの言い方に、
オレはカッ!!っとなって怒鳴り返した。

「っせーんだよ!オメー!!

誰だか知んねーけど、
ごちゃごちゃ一方的に騒いでんじゃねーよ!!!

オレがチビなら、
テメーはギャーギャーうるせーだけの能無しカラスだろーがっ!!

少しは脳味噌あんなら
その口、閉じてろっ!!!」


怒りに任せて一気に口を動かす。

コイツと勇武が、どんな関係なのかは知らねーけど、

あんな馬鹿にするような事、言われて
こっちは黙ってられる訳ねーっ!!!

「な…何だよ…!
チビのくせに、生意気言ってんじゃ……。」

「あー!!チビで結構!

どんなに身長無くてもな!!!
オレは初対面の相手に、いきなり『情けねえチビスケ』なんて暴言吐くような

躾されてない能無しカラスとは違うんだよ!

その上、出せた言葉が生意気だー?

はんっ!!ボキャブラリー少ねーな、お前!!!」

相手が言葉に詰まったのを見て、
スッキリして『ふんっ!』と鼻息を吐く。

勝った…!

ざまーみろっ!!

< 663 / 786 >

この作品をシェア

pagetop