虹色の騎士団
あんぐり…と口を開けたオレを2人が見つめ、
ニヤリ…と笑う。

「緊張…ほぐれたー?」

…………ほ、

「ほぐれるかーーっ!」

………あー!!イライラするーーー!!!

「お、お察しします…っ!!
日向さん…っ!!」

「おさしますー!」

勇武が自分の目を拳で擦りながら言い、再びカイリが真似した。

「真宵…
お前、最近本気で性格変わってきてるな…」

凛は手の平で自分の顎を支えながら、
目を細めて呆れた顔してる。

「ふふっ…。
そうかもしれない…

でも、これが俺の元々の性格なのかもね。」

真宵が未来から離れ、楽しそうに笑う。

…笑い事じゃねーよ、全く。

「さて…。
じゃあ本当に始めようか、日向。」

立ち上がってるオレを真宵が床に座らせて自分も座り込み、
オレの両手を握り目を閉じる。


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