虹色の騎士団
鍵が開き、扉が小さく開いた瞬間…

「うわぁぁぁーー!!」

オレは口を大きく開いて叫ぶ。

空から降り注ぐ沢山の炎の矢が、
オレの身体を貫いて行く……。

熱い…痛い…痛いっ!!!

オレの耳に自分の叫びと、もう1人の叫びが入ってくる。

この声…真宵…?

「日向っ!!」

肩を掴まれ身体を後ろに引っ張られ、
そのまま柔らかい物に倒れ込む。

薄く目を開けると、霞んだ視界に凛の顔が写った。

「真宵!!しっかりしろ!!」

未来の声に顔を上げると…

真宵が未来の腕の中で、ぐったりしていた。

真宵………。

意識を繋ぎ止めていた何かが限界を迎え…

オレは目を閉じ…て………………。


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