虹色の騎士団
「…他人事のように聞いているようだが、

これからは
お前も、

力の交換をする必要がある。」


…………。

「ええっ??

オレもぉっ???」

思いっきり情けない声が出てしまう。

「成長を待つ間は、

あえて
お前の中にある騎士の力を覚醒させていなかった。

だが、
力を開放した今、

不安定なままで
放置しておくと、

最悪、
騎士の力が暴走する恐れがある。」


「暴走って…。」

「魂ごと、
消えてなくなる可能性もあると言う事だ…。」

そ、それは困るっ!!

でも…………。

「男同士でキスなんか出来るかよ……!!」

「…お前の頭に詰まっているのは藁か…?

それとも、
その頭は単なる帽子を乗せる台か。」

呆れたように暴言吐かれたけど、

オレの人生、
普通に女の子と付き合った事すらないのに…。

いきなり、
そんな高いハードル置かれても

簡単に飛び越せねーっつーの…。

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