プロポーズ
彼女へ逢いに
夏の終わり
「さぶっ。」
午後6時。
家から出ると冷たい風が身にしみた。
まだ9月の始めだっていうのに、外はもう薄暗かった。
僕は部屋へ戻るとクローゼットの中から適当にグレーのカーディガンを取り羽織った。
「どこにいくの?」
靴を履いていると後ろから母さんが僕に言った。
僕は振り向きもせず
「どこって、いつもんとこ。今日は帰らないから。」
と言って玄関を開けた。
午後6時。
家から出ると冷たい風が身にしみた。
まだ9月の始めだっていうのに、外はもう薄暗かった。
僕は部屋へ戻るとクローゼットの中から適当にグレーのカーディガンを取り羽織った。
「どこにいくの?」
靴を履いていると後ろから母さんが僕に言った。
僕は振り向きもせず
「どこって、いつもんとこ。今日は帰らないから。」
と言って玄関を開けた。
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