プロポーズ
外はもう薄暗くて、空を見ると一番星が小さく光っていた。

もう、夏も終わりだな・・・と思いながら僕はその星をじっと見つめていた。

普段は星なんて見ないんだけど、なぜだろう。
その、主張しない小さな星に釘付けになってしまった。

僕はまぶたを閉じた。
まぶたを閉じてもその星はぼくのまぶたの裏にちゃんと残っていた。

「昊(こう)?なにしてるの?」
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