プロポーズ
講義が終わって車に乗り帰ろうとすると、啓太が僕の車の前で待っていた。
会わないように食堂にも行かなかったのに・・・。

「なんだよ。」

「なんだよ、じゃねーよ。お前何普通に大学来てるわけ?あさみんのとこ、行ってきたんだろ?したら、ずっと、そばにいてやれよ。」

「なんでお前にそんなこと・・・。」

という間もなく啓太は僕の頬を思い切り殴ってきた。

僕はその場に倒れ込んだ。
涙が出た。
涙が止まらない。
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