真逆な双子と恋愛三角関係
「カレーうどん美味そうだな。
俺も頼もっかな。」
「なら私の上げる。
いらないし。」
私がそう言うと
「ラッキー」
と言って私のカレーうどんをズルズルすって食べ始めた。
そんなとき背後から
リコの声が聞こえてきてゾクッとする。
「リン〜」
私の名前を呼んでる……
「リ・ン!」
そう言ってリコに私の背中をドンッと押されて食べていたカレーを吐き出しそうになる。
こいつ、私を殺す気かっ…!?
「あ、2人ともカレー系食べてる〜。
私もカレー頼んだんだ。
一緒に食べていい?」
…げっ…
うそ……一緒に?
「うん、いいよいいよ。
飯は大人数のがうまいしな」
秀はそれをすんなり受け入れてしまって
3人でカレー類を食べるはめになってしまった。
なにが
「大人数で食べたほうがうまい」よ!
バーカバーカ!
なんて心の中で言いながら
無言でカレーを食べ続けていた。