【短】《一直線番外編》 我等のドタバタクリスマス！？

「この衣装着て、桃妃ちゃんの事ビックリさせようと思ったの。今日は桃妃ちゃんの御家族誰もいないって聞いてたし、ここまでは姉ちゃんが車で送ってくれたんだ」


明智君はそこまで言うと、ポケットから何かを取り出す。


「桃妃ちゃん、メリークリスマス……イブ！」


「えっ………」


手渡されたのは、ピンクのリボンが結ばれた小さな黄色い箱。


「な、何コレ……？」


思わずジーーーッと凝視していると、「開けてみて」と促された。


開、開けていいの………？


いやいや、本人が開けてもいいって言ってんだから、開けるのよ桃妃！！