Sweet Lover
「いいね、その決め事。
 俺も参加していい?」

突然。
背中から聞き覚えのある男の声が響いてきた。

振り向くまでもなく、それが須藤 響哉のものだと分かってしまう自分が少しだけ怖ろしい。

「……なんだよ、オッサンっ」

思わずきょとんとしてそんな本音を言う白石。
少し、正しいと思います!

「何って、キスしてくれたら腕を放すってヤツに決まってるじゃない」

……いやいやいや。
何を加勢してるんですか、須藤さんっ!?
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