Sweet Lover
それら全てが見事にマッチして、彼の全身から芸能人独特のオーラが溢れていた。

「……変、かな?」

私があまりにも長い間見蕩れているので、響哉さんは困った顔で首を僅かに傾けた。

シルバーのイヤリングが揺れて、煌く。

私は慌てて首を横に振る。

「……なんか、いつもと違うから……」

こみあげてきたミーハーな気持ちと動揺を呑みこんで、出来るだけ平静を装ってみるんだけど――。
上手くできている自信はない。

「いつもこんなに整えてたら、肩が凝って仕方が無いでしょ」

響哉さんはふわりと笑ってそう言うと、私に触れるだけのキスを落とす。
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