Sweet Lover
「朝ごはんにするから着替えておいで。
 今朝はついでに俺も、頼太に送ってもらおうかと思ってるんだ」

私は急いで朝の身支度を整える。
響哉さんはその間に、サンドイッチとジュースを並べてくれた。

響哉さんはもちろん、ジュースじゃなくてコーヒーだ。

「今日は、何をするの?」

「来月の映画祭の告知。
 映画配給会社が、どうしても、日本のファンと触れ合っとけって煩くてさ。一時帰国もバラされたし、ま、一度くらいそんなイベントに付き合ってやってもいいかなって」

響哉さんは、あまり興味がなさそうにそう言った。

「人気があるの、嬉しくないの?」
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