Sweet Lover
私は、もう、感情で胸がいっぱいになっていて何もいえなかった。

コンコン、と、ドアがノックされる。

扉が開いた。

「もう、お時間は8時を過ぎたのですが、夕食はどうなさいますか?」

ヘンリーさんの声だ。

「食べれる?」

響哉さんの声に、夕食という言葉で空腹を覚えた私は小さく頷いた。

「そうだな。
 じゃあ、上の部屋に持って上がって」

「承知しました」

ヘンリーさんが出て行った。


「答えは、いつでもいいから。
 分かったら教えてくれる?」

響哉さんはそう言うと立ち上がった。私はソファに身を沈める。
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