一夜限りのクリスマス
「久しぶり、稜ちゃん。稜ちゃんも何も変わってない」
稜ちゃんと話すことができた。
これは、クリスマスの奇跡だろうか。
「いろいろ話したいこともあるしさ、今日どっか行かね?るぅに用事がなかったら」
「……え……だい、じょぶ。どっか……行こっか」
嗚呼、これは夢ですか?
こんなのクリスマスの奇跡なんてモンじゃない。
ずっと稜ちゃんと話したかった。
それが叶うだけでなく、稜ちゃんと出かけるだなんて……!