地底人、拾っちゃいました☆だから私は彼を地下に埋めてあげるんです☆
ドラッグストアに設置されたゴミ箱の前に立ち、穴を眺めた。



「入るかな…?」



ちょっとでかい気がするけど…いっか!



角はゴミ箱の入り口にうまく入りそうだった。



「こらぁっ!!」



すると、後ろで声が聞こえた。



ビクッとして振り返るとそこにいたのはクラスメイトの氷山だった。



「お前、木の棒をゴミ箱に入れたらいけないんだぞ!!」



ここだけの話、氷山はみぎてちゃんの片思いの相手だ。



そして、ときどき私に店のアイスをおごってくれるいいやつだ。



「あ、うん。ごめん」



「わかればいいんだ」
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